伊田信光 幸福実現党 研修局長(兼)シニア局長 オフィシャルブログ

【迷いは禁物!日本のAIIB(アジアインフラ投資銀行)への参加は、慎重に!】

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【迷いは禁物!日本のAIIB(アジアインフラ投資銀行)への参加は、慎重に!】

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51Pwgg2ClhL._SY344_BO1,204,203,200_中国の李克強首相は、訪中した河野洋平氏に、3月末で創設メンバ−の受付を打ち切ったAIIBについて、「後から参加した国が発言権を得られないわけではない」と述べて、日本の参加に期待する発言をしました。

 

しかし、日本のAIIBへの参加は、慎重の上にも慎重に対処すべきだと考えます。はっきり言えば、よほどの事がない限り、参加すべきではないと考えます。

 

締め切り前の英国の参加表明を契機として、なだれを打ったように、参加国が増え、50カ国を超す創設メンバーとなりそうなAIIBは、ここまでの所、中国の思惑に添った形で、想定以上に巧く進んでいるように見えます。

 

book_sm_sekai_koutei習近平体制になって、中国は、世界の覇権国家を目指す戦略を、あらゆる面で、露骨に展開しています。

 

拡大する軍事力と資金力を背景に、経済面において、アメリカに対抗し、乗り越えていく中国の切り札が、このAIIBです。

 

実際に、アジアにおける膨れ上がる資金需要の高まりに、アジア開発銀行(ADB)だけでは、間に合わないのは事実ですが、中国のAIIB設立の影には、「元」を世界の基軸通貨にして、世界支配をしようという考えがあるのは明らかです。

 

習近平国家主席の中国における権力闘争の踏み込み方は、すでに、聖域であった軍指導部にまで及び、毛沢東主義への回帰を超えて、ヒットラーを理想とする段階まで行っているという声も上がっています。

 

 
南西諸島への侵略的態度、ウイグルやモンゴルなどへの人権侵害の実態を知れば、このAIIBも、他国の為というのはポーズであって、中国の国家利益優先で行なわれる事は明らかです。

 

それは、他国も気づいていながら、実際の資金需要の所で、背に腹は代えられないという所で、参加しているのでしょうが、その危険性を甘く見ています。

 

中に入ってコントロールできるのではないか、中国を数の論理で国際的な常識が通用するように教育できるのではないか、等と考えて参加している国もあるのでしょうが、それは、習近平体制が続く限り、極めて難しい話だと思います。

 

 
北京に本部を置くばかりでなく、理事副理事を独占する構え見せ、台湾を国家としては参加させないと言っている状況を見れば、今後の成り行きは見えます。

 

ふくろう13浜田宏一内閣官房参与は、「どういうルールで資金を配分するのかなど何も決まっていない。ガバナンスの正確なルールがなくて入ってどんな良い事があるのか。ルールを決めて日本に有利なら入っても良いとする日本の考えは正論だと思う。」と述べていますが、私もその意見に賛成します。

 

おそらく、日本に有利になるようなルールを中国が決めることはないので、結局、参加しないと言う結論になると思います。

 

 
「日本に参加を期待する」という影には、日本を巻き込んで、アメリカとの分断を図り、中国の支配下に置くという事と、実際に中国の力だけでは一流の国際機関に育てられないので、誰よりもADBで運営が分かっている日本の手を借りたい所もあるのでしょうが、利用されるだけで、国益を害する事はあっても、得られる所は殆どないに等しいと言っても良いでしょう。

 

基本的に、今、アメリカと日本が採っている慎重な態度を堅持し、「組織運営は不透明」、「融資審査基準があいまい」等と、御託を並べて、様子を見ているのが良いでしょう。必ず、馬脚を表わす筈であり、問題が出て来ると思います。

 

12241536_549a5ef65af45中国はAIIBで、力づくで自己主張すれば、世界はさらに中国の本質を知る事になり、中国の孤立化と体制崩壊に繋がっていくと考えます。

 

日本がなすべきは、AIIBが受け入れられている背景にある、ADBの不備な点、諸外国の不満な点を反省し、より堅実な融資、借り易い環境整備をする所に注力し、特に、その思想において、真の意味で共存共栄、世界の繁栄に貢献する姿勢を打ち出し、AIIBとの差別化をもっと明確にしていく努力を図るべきでしょう。

 

 

様々な意見もあるでしょうが、政府は現政策を堅持し、TPPの一日も早い妥結に努力すべきであり、ゆめゆめAIIBへの参加を一時の焦りで決定する事なきように、御願いしたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが幸福でありますように。 

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