伊田信光 幸福実現党 研修局長 オフィシャルブログ

【「新・日本国憲法試案」に学ぶ(7)】 [「議院内閣制」を廃し、「大統領制」へ]

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【「新・日本国憲法試案」に学ぶ(7)】 [「議院内閣制」を廃し、「大統領制」へ]

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[「議院内閣制」を廃し、「大統領制」へ]

 

book_01_0111[第三条]

「行政は、国民投票による大統領制により執行される。

 大統領の選出法及び任期は、法律によってこれは定める。」

 

 

基本的人権の部分は、前文から第二条までで終わり、第三条からは統治機構に入っていきます。今回と次回は、第三条からの学びです。

 

大川隆法総裁は、「『新・日本国憲法試案』幸福実現党宣言④」の解説の中で、「今の国政の乱れや行政効率の悪さの根源は、どこにあるかと考えると、その根本にあるのは議院内閣制だと思います。」と言っておられます。

 

このマイナスの部分を明らかにし、さらに、大統領制のメリットを明らかにして、第三条がなぜ大統領制となっているかを腑に落としていきたいと思います。
 
なぜ、非効率かというと、議会で多数派を占めなければ、総理大臣を選出できないからです。ですから、結局、多数を占める為に、選挙で勝つ事が第一目的になり、「立法」即ち法律を作る事が本来の仕事である国会議員達が、とにかく選挙対策に邁進しなければならなくなる状況になっているからです。
 
01291650_52e8b2cb85f08そして、内閣総理大臣は、「行政の長としての資質を持っているかどうか」よりも、「選挙の顔として使えるかどうか」という事がポイントとなり、その観点で選ばれることが多くなっていくので、最も大事な国の舵取りをする行政執行責任者に相応しい人が、行政のトップに立てない事態が出て来るからです。
 
また、権力が牽制し合う事で専制主義に陥る弊害を防ぎ、国民の利益を護る、最も効率的な国家運営という理想の基に立てられた「三権分立」の思想が、この議院内閣制では、一定の非効率性を生んでいると言わざるを得ないからです。
 
問題は、「実質上、国会と内閣は一体である」という事です。
要するに、国会が、行政の長である内閣総理大臣および内閣の足を引っぱり、縛っている事が問題なのです。

 

それは、本来国民の「最大多数の最大幸福」を中心に考えをまとめ執行していくべき役割であるにも関わらず、多数派工作に目が行き、議員内での権力闘争、派閥抗争、政党間の政争に必要以上に配慮せざるを得ない状況に追い込まれ、正しい行政判断と実行に集中できない状況に追い込まれているという問題です。

 

 
SE57HhuRこれが大きなエネルギーロスになって、政治家は、本来なら成さねばならない専門の勉強や研究、調査もできなくなっています。
その結果、官僚統制ができないどころか、そのコントロール下に入り、民意を反映した政治の執行が行なえず、行政の継続ややり易さ、官僚の権力行使の自己実現に奉仕する事になり、行政権の独立が危うくなっているのです。
 
現在の制度は、間接民主主義、代表民主制と呼ばれていますが、この制度が歴史的に採用されてきた経緯を見ると、義務教育が普及しておらず、多くの国民がまだ活字を読めなかった時代の思想が反映されています。

 

即ち、行政の長になるのが相応しい人物の資質を見抜くだけの目を国民は持っていないだろうという思想が根底にあるのです。
 
photoこれは完全に時代遅れです。メディア媒体もなく、交通機関も発達せず、人物を判定する基礎もなかった時代には、必要な措置でもあったでしょうが、テレビ、ラジオ、インターネット等の媒体も発達し、インターネットによる国民投票も予想される現代においては、完全に時代適合性はないと言えるでしょう。
 
現代では、直接投票で行政の長を選ぶ方が、権力の基盤はより強固になります。行政の長は、直接、信任を受けているという霊的なバックボーンがあるので、信念を貫いて実行できるし、他者も納得せざるを得ないのです。

 

また、民主主義の基本的な考え方から言っても、できる限り直接民意が反映する事が望ましいのは明らかです。そうしないと、国民が本当に望む人が選ばれない状況になります。

 

国会で多数派工作が上手な人、派閥のボス、金権政治家、権謀術数に長けた人  等が行政の長になるのでは、完全に国民は、政治に期待が持てなくなります。民意が反映されない政治は、民主主義の死滅です。すでに、その弊害が出ており、国民の政治離れが進んでいます。これでは国家の健全な繁栄は望めません。
 
もちろん、直接民主制では、人気だけあって不適格な人が総理大臣や大統領になるのではないかという、衆愚政治を危惧する意見もあるでしょう。しかし、ここは性善説に立ち、「国民はそれほど愚かではない」と信じる側に立つべきです。

 

国民は政治家について、「自分たちを害するか、害しないか」というような事を本能的に持っていると考えるべきだと思います。
 
9245_l今後は、並行して、「本来の政治は徳ある者が行なうべきであり、理想は徳治政治である」という事の啓蒙が必要となるでしょう。国民の選別も「徳」という視点から行なわれるように、「徳育の強化」もなされるべきでしょう。

 

 

ふくろう13ずれにしても、国民投票による大統領制を実現すると、立法府と行政府とが分離されて、理想的な三権分立の形になることは間違いないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが幸福でありますように。

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