伊田信光 幸福実現党 研修局長(兼)シニア局長 オフィシャルブログ

【新・日本国憲法試案に学ぶ(3)】[前文に見る、『宗教立国』の精神]

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【新・日本国憲法試案に学ぶ(3)】[前文に見る、『宗教立国』の精神]

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憲法試案を逐条的に取り上げ、学んでいきたい。ただし、これはあくまで私個人の考え方である事を再度確認しておきたい。まず前文である。

 

book_01_0111《前文》「われら日本国国民は、神仏の心を心とし、日本と地球すべての平和と発展・繁栄を目指し、神の子、仏の子としての本質を人間の尊厳の根拠と定め、ここに新・日本国憲法を制定する。」

 

日本国国民が、国民として生きていく為の規範、進むべき方向を定める憲法の目的が「日本と地球すべての平和と発展・繁栄」である事を高らかに宣言した。
 
これは、一国平和主義、一国繁栄主義を採らず、地球全体に対して責任を採らんとするリーダー国家の気概を示すと共に、それを国家目標と定めたのである。
それは、島国根性から脱して、真に国際社会への参画する意識を国民は持つべきものだという規範でもある。
 
この思想は、もちろん、主エル・カンターレ・大川隆法総裁のお考えでもあるが、憲法試案を霊筆した聖徳太子の持つ根本の考え方が反映されている。
 
01291650_52e8b2cb85f08太子は、摂政になった翌年に、推古天皇を通して、「三宝興隆の詔」を発布した。この国のよるべき国家方針の中心は、「仏教的精神」であることを宣言したのである。(「幸福の科学」、「幸福実現党」を貫いているのも、仏教的精神である。)
 
それは、蘇我氏と物部氏の神仏紛争による内憂と、隋帝国の拡大と植民地化の脅威による外憂の両者を踏まえて、日本と世界が本当の意味で、平和と繁栄の元に共存できる世界はないかと熟考を重ねた上の一つの結論だったと考える。
 
太子は、渡来人や渡来僧などに聴聞し、自らも、仏教、儒教、道教、景教、法家思想、天文・暦等を学んだ上で、仏教を国の根幹に据えるべきだと判断した。
それは、この地上の争いの根本原因は、人間の持つ無明、智慧の明かりがない事である事に起因する事を深く理解し、仏教によってしか、その根本の無明を解決できず、真の平和と繁栄は齎せないと確信したからであった。
 
 
そして、多種多様な理解の人々がいる事、様々な悟りの段階の人々がいる事を踏まえた上で、その大調和をはかり、発展繁栄を目指すには、仏教精神をその根本に据え、方便として儒教以下の様々な思想も取り入れて補完する形を採るのが最も適切だと考え、その思想の基に17条憲法を発布したのだと考える。
 
9784056016284結果的に、この考え方が、日本の新しい国体を創り、現在に至るまで、その底流として、日本の精神を形作ってきた。
 
新憲法試案の目的にもその趣旨が色濃く反映していると考える。
太子は、仏教の中でも、小乗仏教ではなく、大乗仏教を採用した。それは、大乗仏教経典の、『勝鬘経』『維摩経』『法華経』の三つの講義を『三教義疏』として残した点からも明らかである。
 
「日本と地球すべての平和と発展・繁栄」を目的としたのは、地球全体の仏国土建設の理想を掲げたものである。それは、人間の尊厳を「神の子」「仏の子」としての本質にその根拠を持つと考える、仏教思想の帰結である。
 
すべての人が「仏の子」なら、当然、全ての人が愛し合い、睦み合い、信じ合うべきであるという仏性論からの仏国土思想と、全ての世界が縁起で繋がっているが、本来は一つ、その全体が仏の姿そのものであるという華厳の思想にも観られる「一即多、多即一」という世界認識の思想に基づいている。
 
book_01_0090「神仏の心を心とし」という所を、大川総裁は「はっきり言えば、『宗教国家』としての立国を目指すということを示している」と言われる。

 

そして、それは、唯物論は間違いであり、仏神の存在を前提とした宗教立国を国是とするという宣言である。

 

「神」と「仏」を規定しているのは、世界の宗教、諸宗派の存在を許容し、大まかにみて全宗教の共通項に当るものを取り入れようとする心の表れである。
 
すべての人が、尊い神仏の子としての本質を持っているという、この平等性の提示は、そこが社会の規範の原点だと言う事である。

 

ふくろう15よって、家柄、財産、学歴、性別、人種、年齢などこの世的な現象に現れるものは方便であって、それで本来は差別してはならず、その人の仏性の顕現の度合い、つまり、仏にどれだけ近づいているかどうか、仏の性質である慈悲とか智慧とか勇気等の発揮されている度合いで、人間を判断すべきだという思想が根底にあるのである。

 

ともあれ、仏性が人間の尊厳の根拠である事、国民の目的が仏国土建設である事を上げた点は、地球の全ての国が目指すべき希望の未来を提示しており、画期的である。

 

この新憲法を制定する事自体が、リーダー国家の責務だと考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが幸福でありますように。

 


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