伊田信光 幸福実現党 研修局長(兼)シニア局長 オフィシャルブログ

【「シニアビジネスの創造」14.「消費心理を踏まえた商品提案」】

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【「シニアビジネスの創造」14.「消費心理を踏まえた商品提案」】

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352857d21e6a3a497df4f394d221563aシニア層は、若年層より資産が多くあるのに、消費にはなかなか回りません。その最大の理由は、病気・介護等老後に対する漠然とした不安があるからです。

人は将来に不安があると、いざという時に備える為に、財布の紐を締めて、普段はお金を使わなくなるものです。それは、健全な消費感覚でしょう。シニアの日常の消費は、大体、所得に比例しています。

しかし、漠然とした将来への不安の解消につながるような価値の提案があれば、消費行動が誘発されます。

例えば、資産を使ってでも「必要だと思わせる説得力」がある提案、「お金では買えない、健康、時間、楽しさ、悦び等」を手に入れたいという気持ちに直接働きかけるような提案があれば、購入するのです。

 

アメ41SXCWfpG+L._SL500_AA300_リカのジョージ・ワシントン大学の心理学者コーエンは、45歳以降に4つの段階の心理学的発達があると提唱しています。

 

一番目は、「再評価段階」と呼ばれ、40歳前半から50歳後半に訪れるものです。
この段階で、自分もいつかは死ぬと言う事実に初めて真剣に向き合うことになると言われます。
この段階の特徴は、「再評価、探究、移行」です。死ぬ事を踏まえ、人生を再評価し、何をすべきか探究しイメージ 5始め、将来に備えて移行し始める行動が起こると言われます。

 

二番目は、「イメージ 4解放段階」と呼ばれ、通常は50代後半から70代前半に訪れます。
この年代から普通はシニアと言われます。ここでは、「今やるしかない」という意識を持つ事が多くなります。
行動の特徴は、「解放、実験、革新」です。
自分の欲求に従い、個人の自由意識から計画を立てたり、行動を起こしてみて、良ければ今までのやり方、パターンを革新するのです。
この段階は、家族や職業のしがらみから解放される生活環境の変化も影響しているでしょう。

 

三番目は、「まとめの段階」と呼ばれ、通常60歳代後半から80歳代に訪れます。
この特徴は「総括、決意、貢献」です。
この段階は、自分の人生を総括して、個性を把握し、自分の智慧や経験を人々と共有して、その部分で社会に貢献しようする傾向が強まります。
そして、人生を振り返り、総括する中で、人生の意味を見つけたいという欲求から計画を立てたり、行動を起こしたりする事が見られるようになります。

 

イメージ 3四番目は、「アンコール段階」と呼ばれ、70歳代後半から人生の最後まで訪れると言われています。
この特徴は、「継続、回想、祝福」です。
そこでは、人生の大きなテーマについて、今まで考えて来た事を、さらに継続実践して磨き込み、純化して結晶化していきます。
そして、社会に対しては感謝を込め、世界に対しては祝福の念いで、仏神に対しては讃美礼賛して、再び計画を立てたり、行動を起こしたりする傾向を持ちます。

 

この上の第五段階もあると思います。
ふくろう1[修正]それは、「自然体の段階」ではないかと思います。
第四段階にまだ残っていた、語りたい、主張したい、貢献したいという不成仏の念い、この人生で掴んだ智慧と経験でお役に立ちたいという念いさえ消えて、自然体であるがままに、魂として、仏の子として行動する段階です。
ここでは、何も縛られないので、消費行動への提案が大変難しくなるでしょう。

 

このような心理の発展段階から、様々なニーズに向けた提案ができます。
特に第二の「解放段階」の「今やるしかない」と言うニーズに訴える事は、シニア層に向けて大きなニーズを喚起するでしょう。
「これを逃したら二度と機会がない」と思えば、消費行動が起こる筈です。

 

第三段階の「まとめの段階」では、自分探しの提案が含まれているものや、さらには、自分ができる社会貢献のあるべき姿の示唆が含まれている、高度な精神性のある提案が必要です。
そこには、歴史、文化、匠、道、真理などの要素が含まれ、その中で、発見の経験ができるものが大きなニーズとなるでしょう。

 

第四段階の「アンコールの段階」では、明らかに宗教的要素が必要となります。
最後は、仏神との関係で自分を見直し、自分の人生の智慧を結晶化させた悟りを提供できる提案が必要です。
それはホンモノの提案です。
そのホンモノはどの道を通っても神に通ずるので、いかなる商品、サービスにおいても可能です。
ただ、その心境や悟りにまで到った者でないと提案できない難しさがあります。

 

第五段階の「自然体の段階」にある層に対してのニーズの提案は、あるがまま、自然体のものとなるでしょう。
あらゆる意図や意志の臭いのない、赤子のつぶらな瞳が感応するような、愛の純化したものに、この段階は反応していきます。
ですから、ここでも、商品、サービスは無限定です。込められた心がその人の心と自然に解け合うようなものになっているかどうかが問題なのです。
ここは、ある意味で、宗教も神も超えている境地、神我一如と言ってよいでしょう。

 

このように、ふくろうくん23消費者の心境や悟りに合わせた商品提案が必要になる「霊性の時代」は既に始まっています。

 

 


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