伊田信光 幸福実現党 研修局長(兼)シニア局長 オフィシャルブログ

【是川銀蔵・七転び八起き、信念を貫いた最後の相場師(上)】& メルマガ配信致します。

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【是川銀蔵・七転び八起き、信念を貫いた最後の相場師(上)】& メルマガ配信致します。

yjimage-1波瀾万丈、もの凄い人がいたものだ。是川銀蔵は最後の相場師と呼ばれている。

1897年、赤穂の貧しい漁師の7人兄弟の末っ子として生れる。父の赤貧ながらも、貧乏人に施す姿を尊敬し憧れる。高等小学校卒業後、14歳で神戸の貿易商に奉公に出る。

新聞小説「豊臣秀吉」を読みながら、「天下を取る」事を考え続け、仕事以上に算盤、簿記、会計、社会、経済まで毎晩遅くまで勉強をした。

1914年貿易商が倒産し、人に使われていては天下は取れないと、16歳で独立宣言する。

 

ロンドンで勉強し一旗揚げようと、両親兄弟の反対を押切り、退職金を旅費に満州の大連に渡るが、第一次世界大戦の勃発でロンドン行きは不可能となる。

日英同盟から、ドイツが租借していた青島攻略に、日本軍が軍事行動を開始したのを見て、軍の御用商人として身を立てようと考えるが、交渉しても子供扱いされて相手にされない。

ふくろう4その内、軍は山東半島を横断して移動してしまう。そこで、一文無しで野垂れ死にすると思い、日本軍を追って10日間250キロの半島横断を決行する。人を食う野犬から身を守り、畑で作物を盗んで飢えを満たしながら、追いついた時は意識が無くなっていた。

 

yjimage-3軍は強制送還を命じるが、機転を効かして炊事係、算盤の技術から主計係を勤め、軍隊の食料品の調達まで任されるようになる。

そして、部隊への軍需物資を一手に引き受け、中国人二人を雇い、運搬の馬車は百台確保するまでになり、貿易会社を設立し、4万人からなる青島軍司令部の御用商人になるのである。

 

御用商人として、接待を繰り広げる中、同業者の嫉妬を買い、憲兵隊に贈収賄容疑で逮捕される。その取り調べの憲兵の岡村中尉の「お前の頭を正道に使え。

 

「邪道によって金儲けも出世も考えるな」という言葉で、心から改悛し、「今後一切、邪道で金儲けをやるまい」と覚悟を決める。

 

そして、裸一貫で再出発をする為、全ての財産を番頭に譲り、逮捕三日後日本に無一文で帰国する。

 

その後、「通貨の改鋳、売買、運搬」という一厘銭商売を思いつき、様々な才覚と人脈と度胸を駆使して、18歳で中国で巨額の富を築く。しかし、袁世凱打倒を目指し、孫文の支援をしていた軍の要請に応えて、3万円(現在の5~6億円)を支援するが、結局踏み倒される。

この時、ポケットにピストルを入れて死に場所を求め彷徨するが、両親を残して自殺できないと考えて踏み止まる。
そして、債権者会議で全てを明かし、債権者達の了承を得て事業を収束させる。

 

ふくろう19また裸一貫で内地に戻る。彼を待っていたのは徴兵である。ここで、本気で自分が戦争に取られたら、国家の損失になると考えて軍医と画策し徴兵を逃れる。

そして、戦時需要で次は鉄鋼関係だと予測した彼は、大阪に出て鉄のブローカーを始め、鍋釜から老朽船まで買い付けて売り渡す最初の仕事で6千万を稼ぎだす。

そして、圧延工場に手を広げ、新鉄工場を経営する。これが21歳である。翌年は亜鉛メッキ工場を買収し22歳で二つの工場と従業員260名を使っていた。

 

この時、朝5時から夜11時まで塵埃の立ちこめる工場で働き、肺結核となる。病院のベッドの中で、人間の命とは何かを考え、医学書を徹底的に勉強する。

そこで自然法則に反する生活をしなければ、特別の健康法を用いなくても百年以上生きられる事を確信し、以来、菜食主義を決め、アルコールも断つ。商売柄、女性の誘惑もあったが、生涯一切、その誘惑を断ち切っている。

 

「これだと思ったら、どんな困難があってもやり通す。しかし、やっちゃいけない事はどんな誘惑があっても手を出さない。」この哲学が相場師・是川銀蔵を創っている。

 

関東大震災では、いち早くトタンを買い占め、巨万の富を築くが、人の不幸で金儲けした負い目を感じ、儲けの半分は大阪府に寄付している。

この時26歳。1927年大恐慌の煽りで、銀行の取り付け騒ぎが起こり、金融恐慌で大商社鈴木商店まで倒産する。銀蔵の取引先の内二行も倒産し、銀蔵の会社も倒産する。全ての資材を債権者に引き渡し、また無一文になって、京都嵐山に引っ込む。

 

ここで、資本主義の崩壊ではないかと疑問を持ち、図書館通いをし、世界各国の数十年に亘る経済統計を調べ、物価、景気、株価の変動や消費動向を徹底的に分析する。
この間、米代も払えず、4人の子供と妻を抱え、家賃も払わない中で勉強に没頭した。

 

イメージ 6それでも、子供は「うちのお父さんは普通の人と違う」、妻は「うちのお父さんはどんな境涯に陥っても、必ず何年か後に頭を上げてきます」と信じ切っていた。

 

昼食抜き、水腹を我慢して図書館に通い、夜は一時過ぎまでノートの整理をしながらの3年の勉強で、「資本主義経済は崩壊せず」と言う絶対の確信に到る。

 

ふくろう19「経済には永遠の繁栄もなければ、永遠の衰退もない」、この悟りを得た銀蔵は、株式の世界で生かしてみようと決意するのだ。(続く)

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