伊田信光 幸福実現党 研修局長(兼)シニア局長 オフィシャルブログ

【「シニアビジネスの創造」5.「シニアビジネスで知っておくべき現実」】

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【「シニアビジネスの創造」5.「シニアビジネスで知っておくべき現実」】

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イメージ 122現在考察し、実現しようとしている「シニアビジネスの創造」の方向は、「霊性革命」の方向です。

それは、永遠普遍の真理に基づく事が大事ではありますが、それが本当の意味で光を放つ為には、その具体化の所で、個別の特性との融合が図られなければなりません。ですから、現実の中に含まれる個別の特性に対する考察を疎かにする事はできません。

それを無視すると、独りよがりの空論になってしまい、真の意味で真理が光を放つ事ができなくなるからです。シニア市場は皆が同じ消費行動を取るわけではありません。戦後を引っ張って来た団塊の世代と言われる方達も多様な消費行動を取ります。

ですから、シニア市場は、同じ消費行動を取るマス・マーケットではなく、多様なミクロのニーズの集合体と捕らえる事が大事です。ここを間違えると全てが狂って来ます。

「年齢」は三次元的な把握であって、心の方から捕らえるべきなのです。

シニアは、この世で長く人生の経験を積み重ねる事で、個性を確立して来ています。自分の価値観を固めて来ており、嗜好性も様々だと考えるべきです。ですから、シニア市場と言うのは、「年齢」ではなく、顧客が求める「価値」で括られる市場と認識すべきなのです。
その価値が何かをいち早く見つけ出す事が、シニア市場でビジネスを成功させる鍵なのですが、そこに根本的な「霊性革命」の方向性を埋め込む事ができれば、さらに新しい価値を創造できて大成功の可能性が生れると言う事なのです。

イメージ 11れを理解した上で、現状分析をしてみると、団塊の世代よりも上の年齢層では、女性の数が圧倒的に多くなっています。これは、シニア市場は、女性主導の市場である事を示しています。

大まかに言えば、男女比が70代では1:2、80代では1:3になります。ですから、シニア市場では、女性に受け入れられ易い事を考えた方がビジネスになり易いのです。
男性は無視できませんが、シニア層では男性の消費行動は女性によって影響を強く受けているとも言われています。特に退職後はその傾向が強く、退職後の居場所探しにおいて、後押しをするのは、奥さんを含む女性が多いようです。

また、一般的に40歳以上になると、「ノスタルジー消費」が起き易いと言われています。「ノスタルジー消費」とは、世代原体験を懐かしんで生れる消費形態です。復刻版CD、DVDや映画のリメイクが売れる場合がこれに当ります。この消費は、世代原体験後20年以上の時間が経過した頃によく見受けられる消費行動だと言われています。

50代以降には、「時間開放型消費」と言われる行動が生れます。これは、子育て終了や転勤、退職等をきっかけとして、時間の拘束から解放されて起こる消費行動です。この中には、昔やっていた事にもう一度取り組む事で自分らしさを取り戻そうとする「自己復活消費」と、昔は経済的にも時間的にも実現できなかった夢を、今こそ実現しようとする「夢実現消費」があると言われています。

イメージ 4「自己復活消費」の対象には、音楽バンド、社交ダンス、絵画、登山、写真等、学生時代や20代に注力していた事が多ようです。「夢実現消費」では、高級オーディオ、スポーツカー、ラジコン、プラモデル、世界一周等、様々です。この「時間開放型消費」は、経済的にも時間的にも余裕のできる50代以降に多く見られます。

また、昔からの愛用品を今も使いたいというニーズは、焼け跡世代よりも上の世代によく見られる傾向です。だんだん、この世代の愛用品が失われて、手に入らなくなる傾向があるので、それらに特化する事でニッチではありますが、そのニーズに応えるビジネスは成り立ちます。昔ながらのものに特化する事で差別化を図る戦略です。

現時点では、このような消費者特性がある事も知識として入れておいて、シニアビジネスを考える事は大事ですが、超高齢化が進む事で、今までにない大量の時間が定年後に入るようになったので、新しい変化に対する視点が必要です。

イメージ 3それが、「霊性革命」の視点なのです。人間が霊的存在であり、この世の意味が魂修行と仏国土建設であるという人生観、世界観の上で、その人生の晩年の意味を考えた時に、どのように過ごす事が魂にとって幸福な事なのかという視点で、また、より社会の発展の為に何が必要なのかという視点で、現にあるニーズに付加価値を付けていく事がシニアビジネスの価値創造の方向だと考えます。


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