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【いよいよ、仕上げに入ったか!】

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【いよいよ、仕上げに入ったか!】

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29日、51xkHhyQj9L._SL500_AA300_中国共産党中央は、周永康氏を重大な規律違反で、立件・捜査をすると決定しました。いよいよ、習近平の権力掌握も詰めの段階に入ったようです。

読売新聞は次のように伝えました。

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【北京=五十嵐文】「中国国営新華社通信などは29日、中国共産党が、2012年11月まで党最高指導部である政治局常務委員を務めていた周永康(ジョウヨンカン)・前党中央政法委員会書記(71)について、「重大な規律違反」で立件・調査することを決めたと伝えた。

党内で別格の存在である常務委員経験者の摘発は極めて異例で、汚職容疑で取り調べられるとすれば初めて。習近平(シージンピン)党総書記(国家主席)が汚職摘発へ断固たる決意を示し、政権の求心力を高める狙いがあるとみられる。新華社通信は「規律違反」の具体的な内容は伝えていない。

党関係者によると、周氏は長男や親族とともに、油田の利権に絡み、不当な利益を得ていた疑いがもたれ、昨年12月から自宅軟禁下で取り調べを受けていたという。中国誌・財経(電子版)は29日、周氏の長男が「違法経営」の疑いで逮捕されたと伝えた。

周氏は江沢民(ジアンズォーミン)元国家主席の抜てきで2002年に公安相に就任。胡錦濤(フージンタオ)前国家主席の政権下の07~12年には、警察、検察、裁判所を統括する治安部門トップである党中央政法委員会書記を兼任した。」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140729-00050158-yom-int

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2010-10-28-1周氏は、1980年代から90年代にかけては、石油工業省の次官や国有会社の中国石油天然ガスの社長などを歴任した「石油閥」の大物です。1999年からは四川省のトップの書記、2002年からは警察に当たる公安省のトップを務め、2007年に共産党の最高指導部、政治局常務委員に上り詰めます。序列は9位でしたが、事件捜査と治安維持などを担う公安や検察、それに裁判所まで管轄する中央政法委員会のトップの書記として強大な権力を握っていました。

江沢民元国家主席、胡錦濤元国家主席との繋がりが深く、その後ろ盾を持つ周永康氏の摘発ができるかどうかが、習近平国家主席の権力掌握の試金石とも言える重大なターニングポイントだと注目されていました。

09220239_505ca6454dcd2文化大革命などの政治混乱期を除き、党政治局常務委員経験者が摘発されるのは、共産党政権が成立して以来初めてであり、今までの不文律を破る異例中の異例の出来事で、習近平国家主席が、権力基盤を固めるとともに聖域を設けず、腐敗を断固取り締まる姿勢を国民にアピールするねらいは、これで充分果たせたと思います。

周氏は失脚して去年10月に無期懲役の判決が確定した薄煕来元重慶市書記の後ろ盾で、薄元書記と共謀して習近平指導部の転覆を企てていたという情報もあり、今回の立件捜査開始の及ぼす中国内部での影響は非常に大きなものあります。

今後、逮捕処刑となる可能性は究めて高いと思われますが、中国国内の権力抗争による粛正は今後拍車がかかると予想され、この経済へのマイナスの影響は非常に大きなものが現れてくると思われます。

fukuro5しばらくは、中国内部が動揺する事は間違いなく、習近平がどのような次の一手を打つかが注目されるところです。いずれにしても、今回の立件捜査を内外に示した事は、ルビコン川を渡った事を示すような事件であり、中国の権力構造が新たな段階に入ったと言えるでしょう。

 

 

 

 


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