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【中国富豪の資産逃避に、カナダが…ちょっと待った!】

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【中国富豪の資産逃避に、カナダが…ちょっと待った!】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000028-xinhua-cn

香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどの6月3日付の報道として、環球時報が6月4日、次の情報を伝えました。

 イメージ 2「カナダが今年初め、同国への多額の投資と引き換えに永住権を与える投資移民制度を廃止すると決めたことを受け、香港で投資移民を申請した人1335人がこのほど、カナダの移民当局に対して廃止撤回、または賠償を求める訴訟をカナダの裁判所で起こした。


報道によると、1335人はほとんどが中国本土の富裕層。訴訟ではカナダ政府が投資移民廃止の決定を撤回するか、撤回しないのであれば申請費用の返還とは別に、総額500万カナダドル(約4億7000万円)を賠償するよう求めている。

 fukuro19カナダ当局は今年初め、投資移民制度を廃止することを決めたが、申請受け付けは数年前から止まっており、すでに申請があった6万6千件が宙に浮いた状態となっていた。このうち中国本土からの申請は5万7千件あったとされる。カナダ当局は制度廃止に伴い、これら6万6千件について全て、移民を認めない方針を示した。」

 e0206242_7193126この移民プログラムのトリックとは、一旦、80万ドルで移民を取得するのです。そして、数年間、移民ステータスの状態でカナダで形式上仕事をし、国籍取得申請を行います。国籍取得の要件は移民権に比べれば基本さえ押さえていればぐっと楽ですから、移民してからさほど遠くないうちに国籍が取れるのです。これが中国人にとっては実に意味あることでした。

 理由は資産の分散です。中国の富裕層は主に事業家と共産党員ですが、双方とも中国内の資産をどこかに早く分散したいのです。これと同じことが1997年の香港返還前に起こっています。香港からのカナダへの移民が急増し、不動産ブームを引き起こしたのです。

なぜ中国人が資産分散をしたいかと言えば、誰も政府の事を信じていないのです。中国人は自分の将来はで自分で守るという事が染みついています。

特に、136_l理財商品などの不良債権化が目立ち始め、中国の個人資産が危うくなりつつあるのに加え、習近平の汚職追放の締め付けがかなり厳しくなり、シャドウバンキングの破綻も叫ばれている現在、国内での資産確保は非常に危険となりつつあり、資産分散、資産逃避は、富裕層にとっては、喫緊の課題なのです。

バブルの崩壊、権力闘争など、きな臭くなって来ている事を敏感に感じての行動が、この訴訟事件に現れています。

 カナダ政府が方針転換に踏み切ったのは、投資家の多くがカナダに実際住まず、期待通りの税収を上げられないほか、企業創設を通じて雇用創出を図るといった実体経済への貢献度が低いことが背景にあると言われていますが、実際は、中国の最近の帝国主義的動きを見て、乗っ取られるという潜在的な危険を感じての判断があるのだと思います。

2010-10-28-1実際、カナダのローカル経済にも打撃となるはずだし、バンクーバーの高額不動産の売れ行きが減少する事は明らかだからです。

しかし、カナダ政府は極めて妥当で賢明な判断をしたと思います。

それだけ、中国の動きは、世界から見て、危険を感じさせているのでしょう。

 

 

 

 

 


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